代表取締役社長CEO


業界にまだない、理想的で新しい不動産仲介のあり方を自分たちで作ろう。
そう思って、2018年から挑戦を続けてきました。


らくだ不動産の母体である「さくら事務所」は、日本で初めて個人向け不動産コンサルティングを専門とする会社として、ホームインスペクション(住宅診断)事業から歩みを始めました。
ホームインスペクションとは、いわば「住宅の健康診断」です。
住宅の専門家が、目に見えない建物の不具合や雨漏りのリスクがないかなどを第三者の公平な立場で細かくチェックし、修繕が必要な箇所やタイミングをアドバイスします。
私たちはこの文化を日本に広めることで、建物の「見えない不安」を解消し、誰もが納得し安心して住宅を売買できる、透明な市場をつくりたいと考えています。
けれど、その想いを形にしようとした私たちの前に、想像以上に高く分厚い「壁」が立ちはだかります。
当時の中古住宅市場には、「ホームインスペクションを入れると、住宅の悪いところが見つかって物件が売れなくなる」という大きな誤解が業界に蔓延していました。
「大きな買い物だから、購入を決める前に家の状態を診てもらいたい」
そんな買主様の願いに対し、当時の仲介会社から返ってくるのは、こんな言葉。
「ホームインスペクションなんて入れるなら、この物件は他の方に売れてしまいますよ」
本来、ホームインスペクションは、買主様の不安を和らげるだけのものではありません。
売主様にとっても、建物の状態をあらかじめ正しく伝えて納得してもらった上で渡すことで、「引き渡し後のトラブル」を未然に防ぐ保険のような安心につながる存在になるはずです。
それにもかかわらず、仲介会社の間ではホームインスペクションを「粗探し」や「面倒なもの」として嫌がり、なんとか阻止しようというケースが後を絶ちませんでした。
その結果、住宅に関するリスクについて、不動産のプロは知っているのに、一般の方は知らないという圧倒的な「情報の格差」が生じてしまい、人生最大の買い物を「不安」なものにしやすい仕組みが業界には当たり前のようにあったのです。
そこで、当時のさくら事務所では、業界の仲間と日本ホームインスペクターズ協会を設立し、基準をつくり、資格を整え、法律やガイドラインに働きかけました。
不動産取引の「外側」から業界を変えようとあらゆる手を尽くしたのです。
それでもなお、「ホームインスペクションを入れたら物件が売れなくなる」という仲介会社の思い込みが、市場の変化と進化を止めていました。


これまでさくら事務所は、中立な第三者の立場を大切にしホームインスペクション普及に務めてきました。
けれど、「仲介の現場を内側から変えなければ、この壁を破ることはできない」
そう痛感するようになっていきます。
ホームインスペクションを入れても、売主・買主双方に信頼され、円滑に取引が進む。 そんな不動産仲介の成功事例を、自分たちの手でつくろう——!
それは、やれることはすべてやり切り、考えに考え抜いた末の一大決心。
さくら事務所が長年大切にしてきた「中立な立場」を飛び越える、壮大な挑戦でした。


こうして、私たちは、これまでにない新しい不動産仲介を立ち上げました。
1.利益相反が起きない仕組み「片手取引の原則」
不動産業界には、売主様から預かった物件情報を他社に公開せず、自社だけで抱え込む「囲い込み」という商慣習が、いまも根強く残っています。
自社だけで買主を見つけることができれば、売主・買主の双方から仲介手数料を得られるためです。
しかしこの仕組みでは情報が閉ざされ、売主様は売却の対象者が絞られ機会損失、買主様は開示されている情報が限られている中で売主様ペースの取引が進むことになります。
その結果、本来守られるべきご依頼者様の利益よりも、会社の都合が優先されやすい構造が生まれていました。
私たちは、こうした囲い込みを構造的に起こさせないため、「片手取引(一方のみの仲介)」を原則としています。
売主様であれば売主様だけ、買主様であれば買主様だけをサポートし、双方を同時に担当することは基本的にありません。
「一人二役」を担わないからこそ、常にご依頼者様おひとりひとりの立場に立ち、その利益の最大化を追求できます。
2.専門家チームによる「全方位サポート」
さくら事務所グループには、ホームインスペクションのプロ、マンション管理のプロ、防災のプロなど、あらゆる専門家がいます。不動産仲介においても、らくだ不動産の不動産エージェントがグループ会社のプロ達と強力に連携し、ご依頼主様の多角的な悩みを全方位からサポートします。
3.「物件」からではなく「エージェント」選びから始める不動産取引を
私たちが目指すのは、物件から選ぶ不動産取引ではありません。「この物件を売りたい・買いたい」と相談する前に、「今、売るべきか・買うべきか」といった、より初期の段階から相談できるパートナーになりたい。物件探しの前に、信頼できる不動産エージェントを選べることが、不動産取引における本質的なリスクヘッジになると信じています。


かつてアメリカを視察した際、私たちは、こんな言葉に出会いました。
「信頼できる医者、弁護士、そして『不動産エージェント』が友人にいれば、人生は成功する」
そこにあるのは、単なる契約の仲介役ではなく、顧客のライフプランに深く寄り添い、時には「今は買わないほうがいい」とさえフラットに提案できる、生涯の味方としての姿。
私たちは、日本にこの「誇り高い専門職」としての不動産エージェント文化を確立したいのです。
いつの日か、不動産エージェントが「子どもたちの将来なりたい職業」に選ばれるように。そして、あなたが親戚や友人に「私の担当は、らくだ不動産のエージェントなんだ」と胸を張って言ってもらえるように。
「らくだ不動産」という社名には、複雑な不動産取引の不安から解放されて「楽」になることと、未来を共に描く「楽しい」不動産体験への想いを凝縮しています。
日本の不動産取引を、もっとオープンに。
不動産エージェントを、社会に誇れる仕事へ。
私たちの挑戦は、これからも続きます——。
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